先日このようなツイートをしました。
実はこのヘルプマーク、援助が必要であることを周囲に知らせてくれるんです!
もし自身や身の回りの人が障害や、目に見えない難病を抱えている場合はこのヘルプマークが代わりに声を上げてくれるでしょう。
今回はそんなヘルプマークについてお話ししていきます。
そのため、この記事を最後まで読むことで以下のことが解決します。
- ヘルプマークとはどんなものなのか?
- ヘルプマークがもらえる対象者は?
- ヘルプマークはどうやってもらうのか?
ぜひこの記事が役に立った際は、ヘルプマークの申請に行ってみてください。
ヘルプマークとは
ヘルプマークとは『内部障害や難病のある方、妊娠初期の方など、目でみてわかりずらい方が援助を求めている』ことを示しているマークです。
障害によっては自分で意思を伝えることを苦手とする方がいたり、非常に体力がなくて疲れやすい方もいますよね?
そんな方が周りからサポートを自然に受けられるようになります。
例えば義足の方が優先席に乗っていたとしましょう。
長ズボンを履いていればわかりずらいのですが、ヘルプマークをつけることで何らかの事情があって座っているということを理解してもらうことができます。
そうすることで周囲の誤解が解け、必要ないトラブルを避けることができますよね。
このようにヘルプマークは周囲にいる人たちに理解してもらうだけではなく、誤解を避けるためにもあるのです。
ヘルプマークがあってよかった例
例えば25歳男性で弱視の方がバスに乗っているとしましょう。
どんどんと混んでくる中、もしヘルプマークをつけていれば「若いのに何で堂々と座っているんだ?」という誤解を避けることができるでしょう。
このように個人によって理由はありますが、助けが必要な理由を示してくれるので、余計なトラブルを産む心配がありません。
ヘルプマークの裏面を利用してできること
ヘルプマークをもらうと、合わせて裏面に貼るシールがもらえます。
これに必要事項を書いておくことで、本人が喋れなくなったり万が一のことがあった時にでも周りが対応しやすくなるのです。
- 本人ができないこと(話す、書く、読むなど)
- 緊急連絡先
- どんな障害なのか
これらを書くことで、周囲にも状況を理解してもらいやすくなり安心して外出することができます。
ヘルプマークをもらえる対象者
ヘルプマークを付けている方はこのような方達です。
- 内部障害を患っている方
- 難病の方
- 義足や人工関節の方
- 精神障害者
- 知的障害者
- 妊娠初期の方
このようにヘルプマークは度合いや症状のレベルに関係なく、必要があればもらえる仕組みとなっています。
他にもヘルプカードやマタニティマークなどもありますが、今回は割愛させてください。
特に「自分では見た目が普通だから言いづらい」というような思いを抱いている人に気軽につけてもらうことで、本来のヘルプマークとしての効果が発揮できるのではないでしょうか。
周囲からの誤解を避けつつ理解と援助を受けられる仕組みがヘルプマーク。
必要な人に持っていて欲しいから、もらえる対象者に基準はないのでしょう。
ヘルプマークのもらい方
そんなヘルプマークのもらい方はいたって簡単です。
お住まいの役所にある福祉担当窓口や、障害福祉センターなどでもらうことができます。
基本的にもらうにあたって必要なものはありませんが、自治体によっては申請書が必要な場合があるそうなので、事前に確認をしておくといいでしょう。
こちらのページから各地域の配布窓口が記載されていますので、参考にしてみてください。
ヘルプマークの問題点
ただしヘルプマークには欠点があります。
それは認知度の低さです。
こちらをご覧ください。
「意味も含めて知っている」(59.0%)が6割近くで、「見たことや聞いたことはあるが、詳しい意味は知らない」(24.2%)は2割半ばであった。また「知らない」(16.9%)は1割半ばであった。
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/01/23/01_14.html
このように東京都の調べでは、意味を知らない人は41.1%もいるのです。
つまり5人に2人は意味をわかっていない人というのが現実です。
またこちらの記事では障害者379人を対象とした調査の結果、このようなことがわかったそうです。
全体の53%がヘルプマークを「知らない」と答えた。首都圏と比べ、その他の地域での認知度は低い。
また、「知っている」と答えた人のうち8割近くが「利用していない」と答え、「認知不足により役に立たないと思う」「入手方法が分からない」などの理由を挙げる人が多かった。
https://www.sankeibiz.jp/econome/news/210828/ecc2108280730001-n1.htm
つまり障害者であってもヘルプマークを知らない人がいて、知っていたとしても8割の人が利用していないのが現状です。
ということは、残念ながらヘルプマークを付けたからといって、今の状況では必ずしも正しい理解と援助を受けることができる可能性が保証されていないということです。
ヘルプマークはみんなの優しさで成り立っている
しかし、それでも2012年から東京で配布が始まったヘルプカードは、年々普及が広まっているのも事実です。
これは心優しいみなさんのおかげで、周知されていることが理由でしょう。
またヘルプカードについてのPR動画もあります。
このような普及活動によって、ヘルプカードは認知度が上がっていくと予想できますね。
一方、周りの配慮だけではなく、自宅等の仕様をもっと快適なものにしたいと考えてはいませんか?
いくら周りの援助があるからといっても、急勾配な階段などは不安要素になるでしょう。
そんなとき自分やご家族の体にあった住宅であれば、更なる安心が手に入るはずです。
このライフルホームズは住まい作りのアドバイスから、お金に関するアドバイスまで請け負ってくれて、希望の条件にあった不動産会社を提案してくれます。
無料相談をしているので、安心安全に暮らしたいという方は一度無料で相談されてみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ヘルプマークについておわかりいただけたでしょうか?
対象者の基準がなく、周りからの理解を得るとともに誤解を無くしてくれるアイテム。それがヘルプマークです。
認知度の低さが欠点ではありますが、年々ヘルプマークの配布が広まっていることを踏まえると、これからに期待ができそうですね。
この記事を読んで「ヘルプマークについてより多くの人に知ってもらいたい!」という思いが湧いてくれたら嬉しいですし、ヘルプマーク取得への1歩となれば幸いです。
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