僕は5年間務めていた職場を辞め、それと同時に僕の髪色は金色になりました。せっかく自由になった身だったので、一度試してみようと言う極単純な理由です(笑)。
美容師にお願いした内奥はブリーチ1回とカラー。今では定期的に美容院に通っていますが、カットカラーで繋げています。
ちなみにこれが初めての金髪でしたので、鏡を見るたびに自分ではないような自分が映り少し不思議な感覚でした。
住んでいる土地が田舎なので、出歩くと視線を感じました。障害の部分を見られる事以外の注目と、人混みがあっても道が開ける現象は嬉しいような、半分辛いような気分でいました。
それでも僕が今現在に至るまで、金髪を継続しているのにはある理由ができたからです。
それは
金髪だからこそみんなの予想を超えてやろう。
と思ったからです。
金髪になって思ったこと
僕が髪色を変えてから約半年が経ちました。
そこで感じたことがあります。
- 髪色を見て二度見される
- 道を譲ってくれる
- 偏見を持って見られがち
これらを僕は痛感しました。もちろん住んでいる地域によって差はあると思いますが、やはり髪色が明るくなると危ないヤツに見られがちなんだなと、身を持って実感しました。
ただこのままだと僕としても気分は良くないですし、「見せ方が問題なら受け取り方が変わった時に、イメージって変わるんじゃないか?」
と、僕の中で1つの方程式ができました。
そして僕はある決め事を自分のルールにしました。
予想は裏切るもの
それがこれです。
金髪だからこそ約束事は守ろう。
です。
特に意識したのは時間の管理ですね。
例えば黒上の人が時間に間に合うのは当たり前だと思うのが、ほとんどだと思います。
でもそれが金髪になったらどうでしょう?時間前行動をするだけで評価が上がると思いませんか?(笑)。
僕はこれを自己満足ではありますが、自分ルールとして継続しました。約束の時間の15分前には到着して読書をする。これをルーティンとしていて、今も継続中です。
1度目を閉じて想像してください。「金髪なのに時間前行動をして、さらには読書をして待つ」という姿を!予想を裏切られた感じはありませんか?僕なら予想っと違う結果に驚きます。
つまり見た目の偏見を裏切った形で示して、絶えず周りを驚かせてやろうと言うのが僕の狙いです。
そもそも髪色が何色になっても人間は変わらないですからね。金髪を継続しているのには、僕がこれまで以上に周りを驚かせて見せる!そのためにあえてマイナススタートで、加点方式を取ってもらうためなのです。
期待は超えるもの
そして、それと合わせて
期待は超えるものである。
とも思っています。
予想を裏切った形で示すと、次は期待されます。本当はどういう行動をするのか?これならもっと凄いことやるのではないか?これに応えることができたら、楽しくなってくる予感がしませんか?
なぜそうまでして、誰かの想いを超えて応えようとするかというと、僕が障害者だからでもあります。
僕個人の感覚ですが、障害者は普通の人と比べて弱い立場にあると思われがちです。だからこそそのレッテルを剥がしてやろうと、頑張って驚かせようと思うのです。
つい最近では、パソコン作業をしているところを見られ「タイピング早いね」と言われました。僕としては何気なくやっていることですし、なんなら普通の人よりも片手でやっている分遅いとすら感じていました。
でもこの一言は僕の中で、予想を裏切った形で示せた一瞬でもあったのです。
ですので僕はこれからも予想を裏切り、期待を超えていくつもりで生きていきます。
それでは本日もご拝読いただき、ありがとうございました。
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