みなさんは、障害者に対してどんなことを思っていますか?
- ぼくとは関係のない存在?
- 私は一生関わらない存在?
実は障害者って、皆さんが思っている以上にいるんですよ。
その証拠に、平成30年の内閣府の資料によると、国民の7.4%はなんらかの障害を持っているというデータもあるんです!
身体障害、知的障害、精神障害の3区分について、各区分における障害者数の概数は、身体障害者(身体障害児を含む。以下同じ。)436万人、知的障害者(知的障害児を含む。以下同じ。)108万2千人、精神障害者392万4千人となっている(図表1参照)。
これを人口千人当たりの人数でみると、身体障害者は34人、知的障害者は9人、精神障害者は31人となる。複数の障害を併せ持つ者もいるため、単純な合計にはならないものの、国民のおよそ7.4%が何らかの障害を有していることになる。
内閣府 参考資料(https://www8.cao.go.jp/shougai/whitepaper/h30hakusho/zenbun/siryo_02.html)
つまり、100人に7人が何らかの障害を抱えている計算になるのです!
しかし世間を見てみても、障害者と言われる人はそんなにいないように感じませんか?
まぁ理由はなんであれ、実際に目にしないということもあり、ぼくたち障害者は「普通ではない存在」に思われがちではないかと思うんです!
そうなると、いざ外出先でぼくたち障害者を見たリアクションは奇妙なものを見た表情をしたり、すれ違ってからコソコソ話をしたり。。
そんなふうにな現実になっているのです。
これって、なんか僕たち障害者が悪者みたいになってませんか?
聞こえる話によると
- 前世に悪い事をしたから
- 今まで悪い事をした罰だ
そんなふうに言われてるけど、根拠もない事を言わないでくれ!って思うんですよね。
今回の記事は、そんな障害者であるぼくの意見をここに綴っておこうと思います。
これを読めば
- 障害者の当事者が何を思っているか
- どういうふうに障害を背負って生きているか
- 普通の人に勘違いしてほしくないこと
が、わかります。
そして、いつかは障害者に間違った認識を持ったまま接する事がないような世の中になって欲しいです!
障害者を見かけた時は、このブログの内容を思い出してくれると、嬉しいです。
障害者は奇跡の存在
先日ぼくは、このようなツイートをしました。
みなさんはどうでしょう?
普通の身体で生まれてきて、今もずっと普通に身体の人はわからないかもしれませんが、世の中には障害を理由に心ない言葉を聞いてしまう人もいるのです。
- 前世に悪い事をしたからあんなふうになっているんだよ
- 今まで悪ことした罰を今受けているんだよ
これは実際にぼくの体験談になるのですが、そんなふうに子供達に教える大人もいます。
障害は何かしらの罰?いや、そんなわけないんですよ!
前世で何が起こったのか知らないくせに、間違ったこと伝えないで欲しいし、子供にそう伝えるから間違った考えの人が増えるんじゃないのでしょうか?
だって、「あなた達は、ぼくの何を知ってるの!?」って話ですよね!
ましてや前世の話なんてこっちが知りたいぐらいだし(笑)
どんな根拠を持って伝えているかは知りませんけど、言葉に出してしまえば取り返しがつきません。
子供は間違って覚えますし、ぼくは傷つきます。
こんなこと繰り返してたら、障害者についての理解なんて永遠にできませんよね!
もちろん、そんなことにいちいち腹を立てるなって話かもしれませんが、やはり違うものは違うし、そもそもぼくだけの話ではないってことです。
もし仮に、障害者が前世に悪い事をした人なのであれば、日本国民の7.4%は悪者ですよ!?
こんな平和な国なのに。。。
しかも、事故で手足を失う人もいるのが現実です。
その人達は全員悪い人なのでしょうか?
そんなはずないですよね。
にも関わらず、間違った認識が広まっているのもまた事実なのです。
つまり、ぼくは障害者への認識を改めてもらいたいのです!
子供にたずねられたとしても、変なことは伝えず、わからなければ面と向かって聞いてほしい!!
そうしたら、僕たちだってちゃんと説明するし、「〇〇が困ってるんだよね〜。」みたいなことだって伝えられる。
その方が正しい認識を持てるし、何より子供達にも「障害者ってこういう人で、〇〇が大変なんだ。」って知ってもらう事ができる。
そしたらきっと、どこかでまた障害者を見かけた時は、優しく手伝ってくれる子供になるんじゃないでしょうか?
少なくとも奇妙な顔したり、すれ違い後にコソコソするような人にはならなさそうですよね!
障害者は間違った認識をどう思うのか
正直なところ、ぼくは聞き流します。
でも、内心「そんなわけないだろ!」「よくもまぁ、知りもしないくせに!」って思ってます!
時には「◎△×$▼♪#&●×!!%」みたいに思うこともありますけど(笑)
だって考えてもみてください。
自分のことを何も知らない相手が、知ったような面して間違ったことを言ってたら、そりゃ怒りも湧いてきますよね?
例えば、「あいつの親はダメだ。見ていて恥ずかしい。」なんて言われたらどうでしょう?腹が立ちますよね!同じです。たいして知らない人に、変なこと言われる筋合いはないので。
そんな場面に出くわしたら、そりゃ訂正の一つもしたいです。
でも、できないんです。。。
そう認識している人に正面からぶつかっても仕方ないし、効果が薄いんですから。
考えてみてください。
例えば「Aという映画はつまらない!」という人に、いくら魅力を伝えても、響くどころか煙たがられますよね。
それと同じです。
- そうとらえている人もいる
- そういう人とは関わらないようにしよう
- 無駄な争いは起こさないほうがお互いのため
そう割り切ることしか、今はできません。
だからぼくは、もっと有効的にぼくたち障害者の話を聞いてもらうために「ぼく自身が有名になって、有様を見せることで認識を改めてもらいたい」って思いようになりました。
そうしたら、テレビの力やいろんな権威性がある人の力を借りて、ぼくの意見も言えるようになるから。
このまま黙っているほど、ぼくはおとなしくありません(笑)
それに、今後生まれてくる障害者の後輩たちが、歩きやすい道を作れるのであれば、このちょっとした辛抱なんて優しい試練です。
そのために、ブログを書いたりタレント事務所に所属しています。
ただ結局のところ、今は理解されていないと割り切るしかないし、はらわた煮え繰り返る思いをしているんですよ。
でもいつの日か、もっと理解してもらえる日を迎えられるように、ぼくは動いていきます!
特に今年はオリンピック・パラリンピックが日本で開催されます。
これも一つのチャンスだし、障害者の理解が深まればと思っています。
ぼくは奇跡的に障害者なだけ
ところで、このブログ記事のタイトル「【当事者は思う】障害者は奇跡の存在」ですが、ぼくは障害者として生まれたことを奇跡だと思っています。
これは障害者が生まれてくる確率ではなく「障害者は神様に試練を与えられた、選ばれた存在である。」と思っているからです。
ちなみに、これはアメリカでの障害者に対する認識だそうで、ぼくはこの捉え方が好きです。
だって「可哀想な存在」として扱われていないじゃないですか。(もちろん、全てのアメリカ人がそうとは断言できませんが。。)
こんなふうにポジティブな認識が広まっていけば、障害者と関わった事がない人でも、間違った説明をすることは減るのではないでしょうか?
それに、神様に試練を与えられたってかっこよくないですか?(笑)
まるで少年マンガの主人公にでもなった気分です!
もちろん日本でも、認識がある人もいます。
でも、ネガティブな意見の方が際立って入ってきてしまうのもまた事実です。
ぼくはたまたま左手がない状態で生まれただけですし、そこまで可哀想だなって自分で思ったことはありません。
でも周りから見たら、可哀想な存在なのです。
100歩ゆずって可哀想だとしても、奇妙なものを見た表情をするのは違うと思いませんか?
「だったら手伝ってくれよ!」って思いますよね!
いくら奇跡的な存在だと思っていても、現実はなかなかそうはならないし、手伝ってくれる人はまれにいるくらい。
それでも、ぼくは神様に試練を与えられた存在だと思うことで、発信活動にやる気が出ますし、もっと知ってもらいたいなって思えるんですよ!
だから誰がなんと言おうと、ぼくは奇跡的に神様に選ばれた存在!
そして、障害を持っている人も乗り越えられる壁として、神様に試練を与えられただけだって思っています!
障害者は試練を与えられた奇跡的な存在
とはいえ、誰もが強い心でいられないのも事実です。
だからぼくは、この障害者という立場で発信していられるように、一つの軸を持っています。
それは「障害あっても自由になれる」です。
これは、ぼくの理想の将来像です。
自由に旅行したり、美味しいものを食べたり、仕事場を選ばずにお金を稼ぎたい。そう思っているのです。
Twitterの通り、ぼくがその道を作ることで、障害を持った人が生きやすくなるのであれば頑張れます!
まだまだ庶民中の庶民ですが、今ブログを読んでくださっているあなたの応援でぼくはこれからも、発信活動を頑張れます!!
特に今年度になってからは、タレント事務所に所属する事が決まりました。
この話はオイオイしていきますが、このように発信するステージを少しずつ大きくしています。
どこまで大きくなれるのか、それとも大きくなれず終わるのか、未来はわかりませんが「自由になっていく様子」はこれからも発信していきます!
「障害あっても自由になれる」これが達成する頃には、少しでも障害者に対する考え方や、認識が変わっているといいです!
そのためにはまず、自分が影響力のある人間になる必要がありますが(笑)
さぁて、そのためにやる事が今日も山積み。。。
これが神様から与えられたぼくへの試練なのか。。
まとめ
今回は、障害者とは奇跡的な存在だ!ってことをお話ししてきました。
やはり認識の薄さや理解されていない背景があって、辛い過去を経験してきました。
少しでもその認識が変わるように、まずは障害者であるぼくが頑張ります!
その様子は「自由への過程」として、日々発信していきますので応援してくださると嬉しいです。
また、次に障害者にあった時は、この記事のことを少しでも思い出してください。
そして優しい心で何か手伝ってもらいたいです。
きっと、ぼくも手伝ってもらえた障害者も、あなた自身も嬉しい気持ちになるはずです。
ご意見お聞かせ下さい