ハンドル操作を簡単にしてくれるハンドルスピンナー。
実は道路交通法に違反してしまう可能性や、車検が通らない可能性があることを知っていますか?
障害を持っていたり、怪我によって使用しているのに、取り外さないといけないのか!?と、考えてしまいますよね。
しかし安心してください!
この記事を最後まで読むことで、これらの疑問が解決します。
- 道路交通法に違反になる場合
- 車検が通らない場合
- 付けてもいい使用位置
この記事を読んで、違反などの注意点を避けて、あなたのドライブ生活を快適なものにしてください。
ハンドルスピンナーが理由で道路交通法違反になる場合
ではまず、道路交通法に触れているかについてです。
結論としては、エアバッグが正しく作動するのであれば違法にはなりません。
この理由としては、道路運送車両の保安基準に記載がありますので、ご覧ください。
表2の識別対象装置欄に掲げる操作装置(同表の照明欄が「要」となっているもの に限る。)は、車幅灯が点灯した場合に、当該装置の識別表示も点灯すること。ただし、かじ取り装置に備える操作装置その他の操作装置にあっては、この限りでない。
道路運送車両の保安基準の細目を定める告示第 168条(操縦装置)三項 ニ
このようになっています。
これは「ハンドルにハンドルスピンナーを付けた場合に、エアバッグの警告ランプが点灯しないのであれば、通常通り運転をしてもいい」と言うことを指します。
逆を言うと、ハンドルスピンナーを取り付けて、エアバッグの警告ランプが点灯してしまう場合は、そのまま運転してはいけない事になります。(詳しくはこちらをご覧ください。)
理由は、エアバッグがもしもの時に作動しなかった場合、あなた自身に危険がおよぶからです。
この警告を無視して不慮の事故にあってしまったら、元も子もありません!
ですので、道路交通法の違反にならないよう、ハンドルスピンナーの使用位置は、エアバッグの警告ランプが点灯しない位置に取り付けるようにしましょう。
ハンドルスピンナーを付けていても車検は通るか
次は、ハンドルスピンナーを取り付けたままで、車検に通るかという疑問についてです。
結論としてはこの2つが挙げられます。
- エアバッグの警告ランプが消えている事、つまり正常にエアバッグが作動するとされている事
- 安全に運転できる状態である事
これらの要件を満たすことが、車検で引っかからない基準とされています。
道路運送車両の保安基準をご覧ください。
自動車のかじ取装置は、堅ろうで、安全な運行を確保できるものとして、強度、 操作性能等に関し告示で定める基準に適合するものでなければならない。
道路運送車両の保安基準 第11条
このように、安全である事が何よりの条件となっています。
さらに付け加えるのであれば、車検とは安全に運転できる車かどうかをチェックするためのものです。
この基準に引っかかるということは「あなたの使用している車は安全性に欠けています。」と言われているようなものです。
ですので、ハンドルスピンナーを付ける際には必ずエアバッグの警告ランプが消えていることを確認してください。
ちなみに、エアバッグはハンドル交換をした場合に取り外す事があります。
これによってエアバッグの警告ランプ切ってしまい、ランプが消えたままと言うこともあるのです。
この場合、車検の基準には通るように見えますが、安全面を考えた場合に不安が残りますよね。
ですのでエアバッグを取ってしまった場合は、これを機会に安全面を今一度考えてみてはいかがでしょうか?
エアバッグはあなたの命を守るアイテムです。
違反になるハンドルスピンナーの使用位置とは
さて、ここまで読み進めてくださったあなたであれば、違反になるハンドルスピンナーの使用位置はわかったかと思います。
そうです!
- 安全な運転ができない位置
- エアバッグの作動を邪魔するような位置(警告ランプが点灯する位置)
でしたね。
なぜかと言いますと、道路交通法でも道路運送車両の保安基準でも、安全に運転できる自動車だと定められないからです。
例えどんなにかっこいいハンドルにしたとしても、そこに安全が伴っていなければ、歩行者等の他人はもちろん、自分の命まで危険に晒す事になってしまいます。
国として、自動車に乗る際の安全は義務化されていますので、ハンドルスピンナーを付ける際にも、安全を重視した使用をすることを心がけてください。
ハンドルスピンナーが違反にならない正しい使用位置とは
では、ハンドルスピンナーを使っている人は、どこに付けて使用しているかというと。。
このような位置に付けて使用しています。
これは実際に使っている僕の車の写真です。
あくまで一例に過ぎませんが、使用している位置はこのようにしています。
また、こちらの記事では、ハンドルスピンナーを付けるベストな位置を紹介していますので、使用の際にはご覧ください。
このように使用すれば、ハンドルを回す際にも邪魔になる事はなく、またエアバッグの警告ランプが作動する事はありません。
そして、僕は利き手が右手なので、右側についていますが、左手で使用する場合は、安全性を考慮して左側につけることをお勧めします。
正しい使用位置については、正解がないようなものになってしまいますが、違反にならないことを前提に、使いやすい位置を見つけてみてください。
ハンドルスピンナーを実際に付けてみて
実は、この記事を書いている僕は、左腕に障害を持っています。
そのため自動車を運転する際は、ハンドルスピンナーを使用することが絶対です。
ですが、このハンドルスピンナーを使うことで、ハンドル操作がかなり楽になります!
もちろん両手で運転した事がないので想像になっていますが(笑)
しかし僕の車を運転する人は、口を揃えてこう言います。「コレ(ハンドルスピンナー)めっちゃ楽じゃん!!」って。
つまり普通の人が使っても、ハンドル操作が驚くほど簡単になるのです。
僕が使うタイミングは右左折の時と、駐車する時です。実際の動画がありますので、お時間がある方は一度見てください。
そして、僕が使っているのはこのハンドルスピンナーです。
まだどれを使用するか考えている人は、参考にしてみてください。
まとめ
今回は、ハンドルスピンナーを付けると違反になってしまうのか。と言う疑問について解説していきました。
道路交通法や道路運送車両の保安基準、どちらの観点から見ても「安全であること」を守る事が、第一優先事項として挙げられていましたね。
そしてハンドルスピンナーを付けるとするならば
- 安全に運転できる位置
- エアバッグの作動に支障をきたさない位置である事
が挙げられました。
このように安全を配慮した上で、ハンドルスピンナーを付けるようにしてください。
また、違反になったり、車検に合格しないなどが無いよう、付ける際には十分に確認してから使用するようにしましょう。
ご意見お聞かせ下さい